モロヘイヤを食べて夏バテ予防!|松村由桂

松村由桂

夏のピークは終わり残暑が続いておりますが、体調崩されたりしていませんか?

8月が終わろうとしていますが、まだまだ暑い日が続きそうです。こんな暑い中、グランドを走り回ってグッタリ…。その上、感染対策でスポーツマスクをしながらサッカーをしているところもあるという話も聞いたりします。

そんな時には旬の野菜!

太陽をいっぱい浴びて育った夏野菜には、体を冷やしてくれたり疲労回復の作用を持つ栄養成分が含まれています。
そんな中でも栄養価が極めて高く「野菜の王様」といわれる“モロヘイヤ”を食べて、この暑さを乗り切りましょう。

アラビア語で「王家の野菜」を語源とするモロヘイヤ。エジプトでは5000年以上前から栽培されていて、エジプトの王様が病を患った際、モロヘイヤのスープを食べて治ったそうです。モロヘイヤに含まれる栄養素は…
〇抗酸化作用が強いといわれるビタミンA、C、Eが全て入っていて、中でもAの含有量は野菜の中でもトップ。お肌にもよさそうですね。
〇疲労回復にいいとされるビタミンB群も多く含んでおり、特にB₂はほうれん草の約20倍といわれています。
〇日本人に不足しがちなカルシウムはほうれん草の約7倍、その他にも、鉄、食物繊維など嬉しい栄養素が豊富です。
〇茹でると独特の粘りがありますが、これはムチンといわれる成分で、胃や腸などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きがあります。

こんなに素晴らしい栄養素が詰まった生のモロヘイヤは、今の時期しか味わうことができません。茹でて、蕎麦やそうめんの上にかけてぶっかけにしてもよし、もずく酢と混ぜてもよし、ザクザク切ってスープや味噌汁の中に入れてもよし、天ぷらでも美味しいです。私は冷ややっこの上にのせるのが好きです。
今回はモロヘイヤ入りお好み焼きをご紹介します。

モロヘイヤをいれると山芋いらずで、とってもフワフワのお好み焼きが出来ちゃいます!

◆モロヘイヤお好み焼き◆
【材料 2枚分】
・モロヘイヤ     1袋(葉60g)
・キャベツ      1/6個(200g)
・桜エビ       大さじ2
・シーフードミックス 100g
・豚バラ肉      4枚
・油         大さじ1
〈生地〉
・薄力粉       40g
・水         50㏄
・和風顆粒だし    小さじ1
・卵         1個
〈トッピング〉
・お好み焼きソース  適量
・青のり       適量
・かつお節      適量

【作り方】
1.モロヘイヤの葉をちぎり、洗って20秒程茹でます。太い茎は使いません。水に浸し、水気を絞ってザク切りにします。この時包丁を叩くように切っていくと粘りがでやすいです。
2.キャベツは粗みじん切りにします。
3.生地の材料をボールにいれて混ぜる。モロヘイヤ、キャベツ、桜エビ、シーフードミックスを入れて全部混ぜる。
4.200℃に温めたホットプレートに油をひき、3を流して焼く。上に豚肉をのせて、ひっくり返しこんがり焼く。フライパンでも構いません。
5.ソース、青のり、かつお節などお好みのトッピングをかけて出来上がり。

モロヘイヤの粘り気、焼いた時のフワフワ感を楽しんで頂くため、通常のお好み焼きよりも薄力粉を少なめにしています。生地が緩いので、ひっくり返す時はヘラを2つ使用することをオススメします。お好み焼き粉で作る場合は、和風顆粒だしは入れなくて大丈夫です。薄力粉を召し上がれない方は、米粉などで代用されてください。中の具材は、ちくわ、ソーセージ、納豆、もち、紅ショウガなど入れても美味しいです。家にある材料で作ってみてくださいね。桜エビはカルシウムが豊富な材料ですし、美味しくなるのでぜひ入れてみてください。
室内にいるだけでも暑いですが、ましてや炎天下の中で体力の消耗をしやすいサッカー選手には、ぜひ食べて頂きたい一品です。
モロヘイヤの時期が終わる前にぜひ試してみてください。

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