ドイツ語について|杉崎達哉

杉﨑達哉

突然ですが皆さんはドイツ語に対してどういうイメージを持っているでしょうか?発音が難しい、早口だ、アルファベットにはない文字(ä・ü・ö)があって分かりにくい…今回はそんなドイツ語にスポットを当てて見ようと思います。

ドイツ語で苦労することの一つは数字の読み方だと思います。
例えば『23』という場合、ドイツ語は一の桁(『3』)を先に言った後、十の桁(『20』)を言います。二桁くらいならまだ大丈夫ですが、これが6桁・7桁になると一度では聞き取れない事が多々あります。
数字繋がりでもう一つは時計の読み方にも大きな特徴があります。例えば『8時15分』と言いたい場合、ドイツ語では『Viertel nach acht』(フィアテルナッハアハト)、直訳すると『8時を4分の1過ぎた』となります。また『8時30分』では『halb zehn』(ハルプツェーン)『10時の30分前』と表現します。

また『はい・いいえ』の答え方も日本語とドイツ語では違いがあります。例えば『この本をまだ読んだことないの?』(Hast du das Buch noch nicht gelesen?)という質問があるとします。『読んだことがない』と言いたい時は、Nein(いいえ)と答え、読んだことがある場合はJa(はい)と答えます。これも最初は間違える事が多い事例です。

こうしてみるとドイツ語はやっぱり難しいなというイメージを更に持ってしまいますが、実は日本の社会でドイツ語はいろいろな場面で目にすることがあります。
例えば医者が使うカルテ『Karte』やアルバイト『Arbeit』、バウムクーヘン『Baumkuchen』やダックスフント『Dachshund』と言った言葉は全てドイツ語です。
また世界の言語ランキングをみると日本語とドイツ語はほぼ同じ数の人々が喋ってい ますが、ドイツ語が公用語になっている国はドイツの他にオーストリア、スイス、ベルギー、ルクセンブルク、リヒテンシュタインと5カ国もあります。またイタリアや フランス、オランダの一部でもドイツ語は使える言語なんです。
最後に幾つかサッカーで使われるドイツ語を紹介します。
サッカーFussball(フースバル)、ボール Ball(バル)、シュート Schiessen(シーセン)、ヘディング Kopfball(コップフバル)、イエローカード Gelbe Karte(ゲルベカルテ)、レッドカード Rote Karte(ローテカルテ)、ゴール Tor(トアー)

皆さんの今後のサッカー人生において外国人選手と試合をしたり、外国人とチームメイトになる、または海外クラブでプレーする可能性も十分にあると思います。ドイツ語である必要はありませんが、語学を習得することで自らの価値をさらに高めることが出来ると思います。サッカー同様に頑張ってみはいかがでしょうか。

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