スペインに行く度に…|キングパエリア

キングパエリア

皆さん、キングパエリアです!2回目のブログになりました。

今回は私がスペインに行くたびに思い知らされている事を書いていきたいと思います。

「日本、アジアのサッカーはスペイン(ヨーロッパ)にどんどん引き離されていっている…その中でも育成のカテゴリーの指導者の差がありすぎること」という事実。

いつも思い知らされるのです。

日本にはたくさんの才能があふれる選手がいる。(スペイン人がいつもいう言葉。)
もちろん日本にも質の高い優秀な指導者がたくさんいるのですが、しかし、質の高い指導者の絶対数がスペインに比べて少なすぎることです。

スペインではプロクラブに所属している育成の指導者以外の町クラブでも質の高い指導者がそろっています。
それは、埋もれている才能を持った選手達が表舞台に出ていくためにも重要なことだと思います。

彼ら選手の思いは街クラブでもリーグ戦でしっかりとしたパフォーマンスを示せれば、プロチームのスカウトの目に留まるという事をしっかりと認識しているところにあります。

それは指導者にも言えます。

チームを良いパフォーマンスで勝利に導き続けるとバルサ・エスパニョールなどのプロの指導者へのチャンスが生まれてくるという事をしっかりと認識しています。

見ている、見られているというサッカーの試合1つの評価会に繋がっている。

そして、街クラブでも勝つだけじゃなく、しっかりとした内容も求められる。
その為に身近なところで指導者同士の情報交換、交流が盛んで皆で切磋琢磨しているなと感じます。
そして、中学生・高校生年代の選手達が幼稚園、小学生低学年を指導サポートしていく指導者のグラスルーツがあること。
難しいことではなく、指導者には年齢は関係なく、ただただサッカーを教えたいという気持ちを大事にしているんだと思います。

オランダはアイススケートが世界一。
その世界一のオランダから4年前に日本代表監督になったオランダ人監督が今回の平昌オリンピックで多数のメダルを導き出した。

中国は今、育成機関では日本人指導者・スペイン人指導者からノウハウを吸収していき、トップチームは世界的な名監督を招聘している。
間違いなく5年後、10年後は中国はアジアのサッカー界に躍り出てくると予想する。

カタールはスペイン人指導者を10年前以上から国家的プロジェクトとして招聘してその結果、2019年のAFCアジアカップで優勝している。

指導者が大事という事を物語っている証拠だと思う。

まだまだ日本、アジアの国々の指導者は本場の国々から指導の在り方を学ばないといけないと思う。

前回のブログにも書かせて頂きましたが、僕の想いは「日本・アジアのサッカー、スポーツに貢献したい」

国籍など関係なくアジア人として私たちの次の世代のみんなが力を合わせて心を一つにして人と人との絆を作れる一つのツール、それがサッカーというスポーツ、文化だと思います。
その為には小さいことかもしれないが、各国お互い足を運びあい切磋琢磨し、サッカー先進国に一緒に追いついていきたい。

日本だけでなく、様々な国、人の懸け橋に僕はなっていきたいと思います。

関連記事一覧