サッカーの育成年代にフットサルが有効な理由

小原拓也

「個人技術の向上」「対人プレー能力の向上」「個人戦術、チーム戦術の理解力」が高まることです。

今のサッカーはどの選手でも攻撃、守備もできないといけないと思います。
つまりオールラウンドプレーヤーでなくてはいけないんです。

ボールコントロールの技術は当然のこと、「いつ動き出すのか」というタイミング、スペースの認知なども必要で、それらは狭いスペースで対人プレーを繰り返すフットサルをする事で身につける事ができます。

ボールコントロールについては、足の裏を上手く使う事で、走る動作を止めずにボールコントロールをし相手の体制が整う前にシュートを打つことができます。
トーキックは他のキックと同じクオリティで使う事が出来る技術です。

フットサルで身につくのは個人技術だけではありません。

チームメイトと連動して、スペースを作り、使う動きなど現代サッカーでは必須のプレーをフットサルで学ぶ事が出来ると思います。
マークを外す動きはサッカー、フットサル共に重要です。フットサルは狭いスペースでプレーをしなくてはいけないのでベストなタイミングで動き出す事がポイントとなります。

例えばサイドから中に入る動きをして相手DFを引き付けて裏のスペースに抜けていくなどボールを持っている人の動きを見て動きを変える判断が磨かれます。
フットサルのフィールドプレーヤーは4人。サッカーの試合を見ると局面では4対4の状況は多発しています。
サッカーの中でもフットサルのシチュエーションが生まれているのです。

フットサルはボール支配時と非支配時の両方においてすべてのポジションの選手が高い運動強度でのプレーが要求されます。
技術と戦術の要素が含まれているので育成年代で問題となっている選手の専門ポジションを防ぐことが出来ると思います。
背が高いからFW,センターバックをするのではなく将来どこでも出来る選手を目指して、いろんな事が出来るようにするためフットサルは役立つと思います。

 

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