自分の子を伸ばしたい! 中学生の保護者とは!

小原拓也

子育てはいつまで続くのでしょう!
少なくても何かに打ち込んでいるお子さんを持つ保護者の方の子育ては、お子さんが寮に入るか家を出るまで続きます。
部活に入るにせよ、クラブチームに所属するにせよ、サッカーを続けるお子さんは普通行っている「学業」の他にもう一つ「やりたい事、やらなければいけない事」を加える事になるでしょう。
中学生は、肉体的にも精神的にも大きく変化を迎えるときです。
さまざまな階段をお子さんが上手に登っていけるように、伸び伸びとサッカーに集中できるよう保護者に出来ることはあるのでしょうか?

小学校を卒業して入った中学1年の時に直面する障壁です。サッカーをしているお子さんに関しては勉強とクラス、部活やクラブチームでのすごしかたがわかりやすい壁になります。

○勉強
テストが出てきます。
中間テスト、期末テストの勉強の時間を取らなくてはならない、点数がとれないと、どんどんサッカーのせいになってしまいます。出来るを維持するには毎日の勉強時間をとらなければいけなくなります。

○部活、クラブチーム
新しいチームになり、自分と他の選手を比べるようになり自分と同程度あるいはそれ以上の実力を持つ仲間の中でいかに自分の優位性を示すかということでこの時期非常にピリピリする子供が多いです。
チームでは1軍、2軍で試合に出れるか出れないかの順位付けが日々行われています。

ピッチ上でサッカーの実力を見せつける事が出来る子供は良いのですが、アピールがうまく出来ないお子さんはこの時、反抗に変わる場合があります。
俗に言う「悪ブル」という状態です。ですが、これはお子さんが一生懸命自分の居場所を確保する為に試行錯誤している事の表れです。
ジュニア時代が終わると次は反抗期と付き合いつつやっていく中学時代がきます。
行動範囲も広がり友達付き合いの場も広がります。
自由度が高まる分お子さんのやる気をそぐものや、好奇心をそそる誘惑が沢山現れるものも中学時代の特徴です。
体が大きく変化する時期だけに成長にパワーを取られてしまい、いつも「眠い、だるい」となるのもこの時期の特徴です。
親に出来る事はいつの時代でもわずかかもしれません。
ですが、あらかじめ起こりうる事を知っておいて「こんなもんだ」と思えるか、「どうしょう」となってしまうかは全然違います。
家はお子さんの基地です。ゆったり休息を取りまた明日から頑張れるように「理解」というサポートをしてあげてください。

関連記事一覧