スポーツをする時の一番のエネルギー源は○○!

松村由桂

スポーツをしている人にとって一番のエネルギー源は何でしょう?

そう、糖質です。
今回は主なエネルギー源である糖質について書かせて頂きます。

こういった栄養の記事では「炭水化物」と表記している時もあれば、「糖質」と書かれていることもあり「?」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

まず炭水化物と糖質についてですが、炭水化物=糖質+食物繊維という図式が成り立ちます。

炭水化物は総称で、糖質と食物繊維に分かれます。
糖質はご飯、パン、めん類などの主食に含まれているおもな栄養素で体を動かすエネルギーのもとになるもの。食物繊維はご存じの通り穀類、野菜類、海藻類などに多く含まれ便通を整えるなどの働きをしてくれます。
今回は体のエネルギーとなる糖質にスポットをあて話を進めていきます。

糖質を食べると体内で消化・吸収されて、肝臓と筋肉にグリコーゲンというかたちで蓄えることができます。肝臓のグリコーゲンは主に血糖の維持、筋肉のグリコーゲンは筋肉を動かす時に使われます。
またサッカーは、どこにボールが飛んでくるか予想して走ったり相手の動きをよんだりと判断力が大切で頭を使う競技ですよね。その司令塔である脳のエネルギー源も糖質です。

糖質が不足すると・・・
・エネルギーが不足して疲れやすくなったりパフォーマンスの低下
・脳のエネルギー源であるため集中力が落ちる
・糖質の不足分を補うためにタンパク質がエネルギー源として使われることで筋肉量の減少につながる

この3つ目は知らない人が結構いるかもしれませんが、運動すると糖質と体脂肪もエネルギーとなりますが、糖質がなければ体内の脂肪もエネルギーにすることができません。さらにエネルギーが不足すると筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするので筋肉が減ってしまいます。
最近は糖質制限ダイエットが流行っていますが、激しく体を動かすアスリートにはむいていません。糖質はタンパク質や脂質とくらべて、すばやくエネルギーになるので一番効率がよいからです。
先ほど肝臓と筋肉にグリコーゲンとして蓄えているといいましたが、残念ながら少量しか蓄えられません。(筋肉量が多い人ほど蓄えられる量が多くなるということです。)
ですので、
たくさん体を動かす人は毎食しっかり糖質を摂る必要があります。しっかりと3食の食事と補食から糖質を補給していきましょう~!

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