走るトレーニングの重要性|小原拓也

小原拓也

みなさんは、試合中しっかり走れていますか?

サッカーの試合を90分行うとだいたい10キロぐらいです。
少年だと80分走りきるスタミナをつけるには走るトレーニング
「有酸素運動」ランニング、「無酸素運動」ダッシュ
をしっかり行うことが大切です。

自分が教えているチーム生でも試合中、体力がもたない、走るのが嫌いという悲しい現実があります。
サッカーをやるには、まず走らないと楽しい結果にはつながりません。
体力は身体的要素と精神的要素に分けられています。
身体的要素は、体格や筋力、俊敏性、持久力などがあげられます。
精神的要素には、意思や意欲、判断などが含まれます。
サッカーの試合で活躍していくためには、両方が必要なんです。

●サッカーに必要な体力
持久力、高強度運動能力、スプリント能力、筋発揮能力

●持久力
だいたいの選手は、サッカーが上手ければ、ボールをとられなければ試合に勝てるんじゃないの?
そんなに走らなくても勝てるよ!と思っている方はいませんか?
サッカーは90分間という長い時間ほぼ走りっぱなしです。ボールを持って攻撃の時もボールを奪うため守備の時も休んでいる暇はないんです。その為、技術はもちろんのこと90分間走る為の持久力が必要です。

●高強度運動能力
サッカーは広いグランドを走り続ける激しいスポーツです。
サッカーの試合では真っ直ぐ走るだけではなく横、斜め、後ろ、いろんな角度へ移動しなければならない。
このキツさに耐える運動能力のことを言います。
キツイ中でも高いパフォーマンスを発揮できる。これがサッカーの試合で活躍するためには不可欠です。
これがなければサッカーのここぞという場面で良いパフォーマンスがでないんです。

●スプリント能力
サッカーをしていると良く聞くスプリント能力
簡単に言うとダッシュです。
ただサッカーをする中で走る時は直線ではなく曲線を含む時ばかりです。
その為スプリントを鍛える為には、直線、曲線が、混ざった試合に近い動きで練習する必要があります。
この能力が低ければ敵を避けてボールを取りに行く事もできないのでサッカーには必要な能力なんです。

●筋発揮能力
筋発揮能力とはそれぞれの筋力が出せる能力のことです。
身体の動きを良くしていくにはバランスや柔軟性など必要になります。
その中でも1つ1つ筋力が出せる能力をあげることで身体の動きを良くしていく事ができます。
何も考えずに筋力トレーニングをすると筋肉にかたよりが出てしまいバランスが悪くなります。
身体全体をバランス良く鍛えられるように全身の筋肉の筋発揮能力をあげる必要があるんです。

このようにサッカーの技術の向上はもちろん必須ですが試合をしていくなかで格上のチームや同レベルのチームと試合をしていくなかで自分の思っているプレーや格好良いプレーはやらせてもらえない試合が増えてくるはずです。
その中で走れる選手は活躍できるし、チームに必須な選手になれるんです。
素走りは嫌いな子供達が多いので工夫して走るトレーニングを多めにやっていくのが良いと思います。

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